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FPの過去問・通信講座お金の基礎知識

マネーサプライ 何をもってマネーとするのか

【問題】

マネーサプライ統計の中で最も注目度が高いのは、M3+CD である。

○か×か?



【正解と解説】

ちょっと細かい話ですね。

マネーサプライはM1, M2,M2+CD, M3 などのようにいくつかの定義があります。
日本での定義に関しては、ウィキペディアに次のように示されています。

M1
現金通貨と預金通貨(普通預金・当座預金)を合計したもの。
M2
M1に準通貨(上記の預金通貨に準じた性格を持つ)を含めたもの。つまり、現金通貨と預金通貨と準通貨(定期預金や外貨預金)を合計したもの。
M2+CD
M2に譲渡性預金を含めたもの。通貨供給量の範囲としては最も一般的。
M3
M2に郵便貯金、農業協同組合・信用組合などの預貯金、金銭信託を含めたもの。
M3+CD
M3に譲渡性預金を含めたもの。
広義流動性
M3に投資信託、国債などの債券、CPなどを含めたもの。


なぜ複数の定義があるかというと、何をもって通貨供給量とするか難しい点があるからです。

例えば、銀行の普通預金はすぐに現金に変えることが出来ます。
これはほとんど通貨と同じと考えていいですよね。
では外貨預金は含めるのかとか、MMFはどうするのかと、色々考えられるのです。
一つ一つ通貨に含めるかどうか考えていくと、議論が分かれるのは当然のことなのです。

ちなみに、マネーサプライ統計の中で、現在最も注目されているのがM2+CD です。

ということで、答えは「×」です。

まあ、こんなところまで知らなくても、特に問題は無いような気はします。

マネーサプライって何?

【問題】

マネーサプライ統計とは、一般に国内の個人、法人(銀行, 保険会社を除く)、地方公共団体といった通貨保有主体が保有する通貨の量を示す統計である。

○か×か?



【正解と解説】

マネーサプライというのは、通貨の供給量を指します。

とりあえず、国語辞典の定義を見ておきましょう。

市場に流通している通貨の量。金融機関以外の民間部門が保有する現金通貨・要求払い預金・定期性預金などの残高。
大辞林


大雑把に言うと、金融機関以外が持っているお金の事をマネーサプライと呼ぶのだと理解しておけばいいでしょう。

ということで、答えは「○」です。


マネーサプライがなぜ重要かというと、マネーサプライの多い少ないによって、経済活動の活発さが違ってくるのです。

例えば、マネーサプライが少ないときは、個人や企業はお金を持っていない状態になるわけです。
そういう時は、物を買わなくなりますよね。
逆に、マネーサプライが多いと、お金が余っているため積極的にモノを買うようになります。
その結果インフレになる可能性もあります。

経済を見るときには、重要な指標の一つです。

定期保険と養老保険

【問題】

一般に定期保険は被保険者が保険期間満了まで生存したときには、死亡保険金と同額の満期保険金が支払われる保険である。

○か×か?



【正解と解説】

定期保険はいわゆる掛け捨ての保険の事を指します。
契約期間が終了した時点で、被保険者が生存していた場合には、基本的には何ももらえません。

ということで、答えは「×」です。

問題文の説明は養老保険に関するものです。
養老保険は、貯蓄性が高い保険で、契約期間終了まで生存していたときには、死亡保険金と同額の満期保険金が支払われます。

手厚い保障がある反面、保険料は高くなります。
一般に、貯蓄性が高い保険ほど、保険料は高くなります。

貯蓄性が高い養老保険は保険料が高く、掛け捨てであり貯蓄性は無い定期保険は保険料が安いのです。

どちらの保険の方が優れていると一概には言えません。
自分の目的に合わせて選ぶようにしてください。

養老保険は貯蓄性が高い分、銀行預金や投資商品に近い性質を持ちます。
選ぶ際は、投資商品を買っているという視点も忘れないようにしましょう。

公的介護保険の保険料

【問題】

公的介護保険の第1号被保険者の負担する保険料は、市町村および特別区によって異なる。

○か×か?



【正解と解説】

一応用語の説明を。
特別区というのは、東京都の23区のことです。

公的介護保険の第1号被保険者の保険料は市区町村によって異なります。
例えば、所沢市のホームページには次のような記述がありました。

> 65歳以上の方の介護保険料は、各市区町村が3年間を通じた介護サービスに要する費用などに応じた基準額を算出し、所得段階別に保険料額が決められます。
http://www.city.tokorozawa.saitama.jp/kenko/kaigohoken/kaigo2/hokenryou65sai/index.html

これは公的介護保険の保険者が市区町村であることに関連します。
市区町村ごとによって、公的介護保険の財政状況が違うので、保険料も違ってくるのです。


ちなみに、第2号被保険者の保険料は、加入している医療保険によって異なります。
先ほどと同じく、所沢市のホームページには次のような記述があります。

>第2号被保険者(40歳以上65歳未満の方)は、医療保険料と合わせて介護保険料を納めていただきます。保険料の額や計算の仕方は、加入している医療保険によって異なります。

医療保険というのは、健康保険のことですね。
自営業者だったら、国民健康保険の事です。

公的介護保険の被保険者

【問題】

公的介護保険の被保険者は、第1号被保険者と第2号被保険者に別れる。
第1号被保険者とは、60歳以上のもののことである。

○か×か?



【正解と解説】

公的介護保険は40歳以上のものが被保険者となります。
被保険者とは、簡単に言うと、加入者のことだと思えば良いでしょう。

公的介護保険は、の被保険者は、第1号被保険者と第2号被保険者に別れます。
ここまでは、問題文の通りです。

第1号被保険者というのは65歳以上の人で、第2号被保険者は40歳以上65歳未満の人のことです。
ということで、問題文は誤りです。

正解は「×」です。

なぜこのような分類をしてるかというと、第1号と第2号で保険料徴収の仕組みが違うのです。
また、介護を受けるときの条件も異なります。

これはドル・コスト平均法なのか?

【問題】

上場しているA社の株式を毎月100株ずつ購入することにした。この投資はドル・コスト平均法を取り入れた投資であると言える。

○か×か?



【正解と解説】

ドル・コスト平均法というのは、同一の商品を一定額ずつ継続して投資する投資方法の事を言います。

問題文の場合、「継続して」という意味では正しいのですが、「100株購入ずつする」という行為は一定額という基準に合いません。
そのため、問題文のような買い方はドル・コスト平均法ではありません。

ということで、答えは「×」です。


ドル・コスト平均法を用いて株式投資をしたいときは、株式累積投資(株式るいとう)を利用するのが便利です。
どういう商品かというと、毎月一定額・同一の銘柄の株に投資するという商品です。

株式は通常単元株といって、100株単位など決まった単位でしか購入できません。
しかし、株式るいとうを使うと、そういった問題も回避できます。

余談ですが、口座管理手数料などを考えるとカブドットコム証券の「プチ株つみたて」の利用がおすすめです。
大手は、手数料が高いんですよね。

ドル・コスト平均法とそのメリット

【問題】

ドル・コスト平均法とは価格変動がある商品を一定の金額で継続して購入する方法を指す。

○か×か



【正解と解説】

問題文の通りです。
「○」が正解です。

ドル・コスト平均法のメリットは、結果的に価格が高いときには少なく買い、価格が安いときにはたくさん購入できるという点にあります。
その結果、購入額の平均を引下げる効果があるとされています。


具体例を見てみましょう。
ある金融商品Aを3ヶ月間連続して購入する事を考えます。

ここで二つの購入方法を想定しましょう。
パターン(1)は毎月4単位分購入する方法です。
パターン(2)は毎月1万円分購入するとします。

パターン(2)がドル・コスト平均法です。


金融商品Aは3ヶ月間に次のような値動きをしたとします。
2,500円 → 5,000円 → 1,000円

パターン(1)の場合、3ヶ月間の購入に必要な金額の合計と、購入単位の合計、一単位あたりの平均購入額は次のようになります。
購入単位:12単位
購入額合計:34,000円(=2,500×4+5,000×4+1,000×4)
平均購入額:2,833円

パターン(2)の場合、3ヶ月間の購入に必要な金額の合計と、購入単位の合計、一単位あたりの平均購入額は次のようになります。
購入単位:16単位(=10,000÷2,500+10,000÷5,000+10,000÷10=4+2+10)
購入額合計:30,000円
平均購入額:1,875円

この例では、ドルコスト平均法を用いた(2)の方が、1単位辺りの平均取得額が小さくなっていることが分かります。
なぜこのような結果になったかというと、価格が高い5,000円の時には少なく購入し、価格が安い1,000円の時にたくさん購入する事をしているからです。

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