リスクとは収益のばらつきの大きさ
金融の世界でリスクといったら、収益のばらつきのことを言います。
例えば、1万円を1年投資することを考えたとします。
このとき、A、B2つの金融商品は次のような結果になるとします。
A:1万円から1万2000円の何れかになる
B:8,000円から1万4000円の何れかになる
この場合は、後者の方が幅が広いのでハイリスクということになります。
大雑把に言うと、大体こういう考え方です。
期待リターンとは収益の平均値
次に期待されるリターンですが、これは平均値のことだと思ってください。
例えば、上の例で値動き範囲の中でどの値になる確率も等しいとすると、AもBも1万1000円になります。
つまり、金融商品AとBを比べると、リターンは同じということになります。
また、リターンが同じなら、リスクが小さい金融商品Aの方が優れた商品といえるでしょう。
これがリスクとリターンの基本的な考え方です。
ハイリスク・ハイリターンというのはこういう意味
一般にハイリスク・ハイリターンとか、ローリスクローリターンと言います。
これはリスクとリターンの定義からすると、次のような意味です。
取りうる値幅が小さければ、期待される収益が小さい。
逆に、取りうる値幅が大きければ、期待される収益も大きい。
これを概念図で表すと、次のようになります。

値動きの幅が大きくなると、リターンが大きくなるイメージですね。
次のような勘違いをしている人も多い
しかし、多くのFPはリスクが大きくなるとリターンが大きくなるという意味を次の図ように誤解しています。

取りうる幅が大きくなると、うまく行ったら高いリターンが得られると考えているのでしょう。
それをハイリスク・ハイリターンと呼んでいるようです。
私の解釈が間違っていない証拠として、私は上のような図を2回見たことがあります。
そして、文字での誤った説明も何度か読みました。
本を書くレベルの人でもこの程度です。
平均的なFPの実力は推して知るべしでしょうね。
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